ビッグバン

あるとき、何もない“無の領域(冥界・霊界と言われる世界)”

突如として、ひとつの“大いなる意識”(宇宙の始まりに繋がる“種”)が誕生した。

 

とある神話では、この“大いなる意識”に名前をつけ、“アメノミナカヌシノカミ”と

呼ぶことにした。

 

突然誕生した“大いなる意識”=“アメノミナカヌシノカミ”は、

何もない“無の領域で孤独感を感じながら、

「んっ?!」、「私はだれ、なにもんだ?」と自問自答しているうちに、

積りに積った感情が限界点に達し、ついに爆発した。

この感情の巨大な爆発(感情は爆発だぁ~!!)が“ビッグバン”となり、

“大いなる意識”から、分裂(分身)した“たくさんの意識たち”が誕生した。

 

そこで、“大いなる意識”は、ビッグバンによって誕生した“たくさんの意識たち”に

自由に旅をさせることで、旅の道中に感じる感覚(感情や知識などの情報)を

共有しながら、互いに“自分探しの旅”をすることにした。

 

やがて、“たくさんの意識たち”は、“大いなる意識”と協力し合い、各々が

ユニークな個性を存分に発揮しながら、オーケストラのような美しいハーモニーを

奏でながら、その個性の持つ想像力(創造力)を遺憾なく発揮し、

“たくさんの意識たち”が楽しく遊べる空間(“宇宙”という名の物質世界)を

作り出した。

 

そして、“たくさんの意識たち”の中から、宇宙という物質世界を旅したいと

強く思うものたちが、物質の体を想像(創造)し、

星(惑星や恒星など)になるもの、

イルカ族、ネコ族などの動物になるもの、

木や植物になるもの、バクテリアなど微生物になるもの、

土や石や岩などの鉱物になるもの、水や雲になるもの・・・などなど

さまさまな形態の物質を作り出し、個性が互いに調和する美しいハーモニーの

世界(宇宙)になっていった。

 

      ~ つづく ~