出エジプト②               ~エジプト脱出までの軌跡(奇跡)~

 

 

    ~ 中略 ~

 

旧約聖書出エジプト記 第七章)より抜粋

主はモーセに言われた、
「見よ、わたしはあなたをパロに対して神のごときものとする。
あなたの兄弟アロンはあなたの預言者となるであろう。
あなたはわたしが命じることを、ことごとく彼に
告げなければならない。
そしてあなたの兄弟アロンはパロに告げて、
イスラエルの人々をその国から去らせるように
させなければならない。
しかし、わたしはパロの心をかたくなにするので、
わたしのしるしと不思議をエジプトの国に多く行っても、
パロはあなたがたの言うことを聞かないであろう。
それでわたしは手をエジプトの上に加え、
大いなるさばきをくだして、
わたしの軍団、わたしの民イスラエルの人々を、
エジプトの国から導き出すであろう。
わたしが手をエジプトの上にさし伸べて、
イスラエルの人々を彼らのうちから導き出す時、
エジプトびとはわたしが主であることを
知るようになるであろう」。

モーセとアロンはそのように行った。すなわち主が彼らに命じられたように行った。

彼らがパロと語った時、モーセは八十歳、
アロンは八十三歳であった。

 

    ~ 中略 ~

 

それで、モーセとアロンはパロのところに行き、
主の命じられたとおりにおこなった。
すなわちアロンはそのつえを、
パロとその家来たちの前に投げると、
それはへびになった。

そこでパロもまた知者と魔法使を召し寄せた。
これらのエジプトの魔術師らもまた、
その秘術をもって同じように行った。

すなわち彼らは、おのおのそのつえを投げたが、
それらはへびになった。
しかし、アロンのつえは彼らのつえを、のみつくした

 ※レプティリアン(蛇族)”同士の内乱となり、
  エリート階級“アヌンナキ”が勝利した・・・という
  象徴的できごと。

けれども、パロの心はかたくなになって、主の言われたように、
彼らの言うことを聞かなかった。

 

    ~ 中略 ~

 

モーセとアロンは主の命じられたようにおこなった。
すなわち、彼はパロとその家来たちの目の前で、
つえをあげてナイル川の水を打つと、川の水は、
ことごとく血に変った。
それで川の魚は死に、川は臭くなり、エジプトびとは川の水を
飲むことができなくなった。
そしてエジプト全国にわたって血があった。

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 ※ナイル川から注ぎ出た水は『海を赤く染めた』
  これが『紅海』となった。
   そして、近年になって『海を赤く染めた』原因は、“酸化鉄”!!
  ヴェリコフスキー理論によると、金星も木星の火山爆発によって
  誕生し、灼熱の彗星となって太陽系を暴走。
  地球にも接近して天変地異を起こしたらしい。
   その彗星として誕生した金星が、地球に接近してエジプトを
  襲い、ナイル川や「紅海」を酸化鉄で染めたというのだ。

   しかし、この理論も疑問がある。
  巨大彗星「金星」から酸化鉄が降り注いだのなら、
  地球規模で“赤潮”のような現象が発生してもおかしくないと
  思うのだが、その記録は見当たらない。
   そこで、筆者は、“アヌンナキ”が、あらゆる光を吸収し、
  肉眼では観測不可能な“暗黒惑星X”をエジプト上空に送ったか、
  飛行船(UFO)を使用して、モーセとアロンに合わせて奇跡を
  おこなったように見せかけたのではないか・・・と推測している。

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    ~ 中略 ~

 

旧約聖書出エジプト記 第12章)より抜粋

  ※この章は、日本人にとって重要な項目である。
   晦日~正月(元旦)の風習の起源になったからである!!


主はエジプトの国で、モーセとアロンに告げて言われた、
「この月をあなたがたの初めの月とし、
これを年の正月としなさい。」


    ~ 中略 ~


「小羊は傷のないもので、一歳の雄でなければならない。
羊またはやぎのうちから、これを取らなければならない。
そしてこの月の十四日まで、これを守って置き、
イスラエルの会衆はみな、夕暮にこれをほふり
その血を取り、小羊を食する家の入口の二つの柱と、
かもいにそれを塗らなければならない。

 ※羊の血(色は朱色)を塗った“2本の柱”と“かもい”
  そう、これが“神社の鳥居”の起源!!
   そして、一般家庭に残る風習が、
  “2本の柱”=“門松”
  “かもい”=“お飾り(しめ縄)”

そしてその夜、その肉を火に焼いて食べ、
種入れぬパン苦菜を添えて食べなければならない。

 ※“種入れぬパン”とは、
  イースト菌などがなくても、
  膨らむパン、=“モチ”!!!
   “苦菜を添えて”=“モチ”が入った“雑煮”!!!

 

    ~ 中略 ~

 

あなたがたは、こうして、それを食べなければならない。
すなわち腰を引きからげ、足にくつをはき、手につえを取って、
急いでそれを食べなければならない。
これは主の過越である。

 ※この“過越”こそが日本の風習である“大晦日の過ごし方”
  そう、神道に従えば、
  “108つの除夜の鐘(10+8=18“666”で魔よけの鐘)を
  聞きながら朝まで徹夜で過ごし、元旦を迎えるという風習。

その夜わたしはエジプトの国を巡って、
エジプトの国におる人と獣との、すべてのういごを打ち、
またエジプトのすべての神々に審判を行うであろう。
わたしは主である。」

 

    ~ 中略 ~

 

そこでモーセイスラエルの長老をみな呼び寄せて言った、
「あなたがたは急いで家族ごとに一つの小羊を取り、その過越の獣をほふらなければならない。
また一束のヒソプを取って鉢の血に浸し、鉢の血を、
かもいと入口の二つの柱につけなければならない。
朝まであなたがたは、ひとりも家の戸の外に出てはならない。
主が行き巡ってエジプトびとを撃たれるとき、
かもいと入口の二つの柱にある血を見て、
主はその入口を過ぎ越し、滅ぼす者が、
あなたがたの家にはいって、撃つのを許されないであろう。
あなたがたはこの事を、あなたと子孫のための定めとして、
永久に守らなければならない。
あなたがたは、主が約束されたように、
あなたがたに賜る地に至るとき、
この儀式を守らなければならない。
もし、あなたがたの子供たちが
『この儀式はどんな意味ですか』と問うならば
あなたがたは言いなさい、
これは主の過越の犠牲である。
エジプトびとを撃たれたとき、
エジプトにいたイスラエルの人々の家を過ぎ越して、
われわれの家を救われたのである』」。
民はこのとき、伏して礼拝した。

イスラエルの人々は行ってそのようにした。
すなわち主がモーセとアロンに命じられたようにした。

夜中になって主はエジプトの国の、すべてのういご、
すなわち位に座するパロのういごから、
地下のひとやにおる捕虜のういごにいたるまで、
また、すべての家畜のういごを撃たれた。

それでパロとその家来およびエジプトびとはみな
夜のうちに起きあがり、エジプトに大いなる叫びがあった。
死人のない家がなかったからである。

そこでパロは夜のうちにモーセとアロンを呼び寄せて言った、
「あなたがたとイスラエルの人々は立って、
わたしの民の中から出て行くがよい。
そしてあなたがたの言うように、行って主に仕えなさい。
あなたがたの言うように羊と牛とを取って行きなさい。
また、わたしを祝福しなさい」。

こうしてエジプトびとは民をせき立てて、
すみやかに国を去らせようとした。
彼らは「われわれはみな死ぬ」と思ったからである。

民はまだパン種を入れない練り粉を、
こばちのまま着物に包んで肩に負った。


    ~ 中略 ~


そして彼らはエジプトから携えて出た練り粉をもって、
種入れぬパンの菓子を焼いた


    ~ 中略 ~


四百三十年の終りとなって、ちょうどその日に、
主の全軍はエジプトの国を出た。

これは彼らをエジプトの国から導き出すために
主が寝ずの番をされた夜であった。
ゆえにこの夜、すべてのイスラエルの人々は代々、
主のために寝ずの番をしなければならない。


    ~ 中略 ~


イスラエルの人々は、みなこのようにし、
主がモーセとアロンに命じられたようにした。

ちょうどその日に、主はイスラエルの人々を、
その軍団に従ってエジプトの国から導き出された

 

 

 

         ~ つづく ~