造化三神と『父と子と聖霊』 ~ 神道に隠された『イエス』の暗号
過去のブログ記事にもあるように、『4大文明』が事実に基づくものではなく、
日本の歴史教育は『ねつ造』そのものであると言っても、過言ではない。
ここで、簡単におさらいしておくと、
歴史とは?
英語で「History」=「His(彼の=勝者の)」+「Story(物語)」
【ウィキペディアによる歴史年代比較】
縄文時代(16,000±100年前~約2,300年前)
シュメール文明(紀元前8000年頃~紀元前2000年頃)
長江文明(紀元前14000年ごろ~紀元前1000年頃)
黄河文明(紀元前7000年?~紀元前5000年?)
古代イスラエル王国(紀元前11世紀~紀元前8世紀)
過去の文明を比較すると、縄文時代が最も古く、そして、
いかに長く続いていたか(10,0000年以上続いている、皇紀よりも遥かに永い)確認
できると思う。この縄文時代を生きた縄文人が、野蛮で文字も持たなかった?
そう思わされてきたのには理由があった。
その秘密として、この日本に伝わる『神道』とキリストとの関係、
全ての宗教の源である『神道』の知られざる真実に迫っていく。
『神道』の根源になる“造化三神(三柱)”に隠された“イエス”の暗号
① 天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)
旧約聖書では、『主神』をとって、“アヌンナキ”が
『主なる神』という唯一神を名乗り、やがて、
ユダヤ教では“ヤハウェイ”(日本語では“エホバ”、
意味は“わが主”)と変化していった。
② 高御産巣日神(たかみむすひのかみ)
皇祖神は、7世紀以前は『天照大神』ではなく、
『高御産巣日神』だった。詳しく言うと、
皇祖神が『天照大神』になったのは、7世紀に『持統天皇(女帝)』が
治めるようになってからで、女帝の正当性を国民に認知させる目的も
あって、『記紀』では皇祖神も女神『『天照大神』に変えられたと
いう説が有力視されている。
『日本書紀』では、「皇祖たかみむすひ」と表記されている事実もある。
⇒ 皇祖神を『天照大神』に変えた正当性とともに、
変更前の皇祖神についても、記録を残していた。
(神代下第弾九段「天孫降臨」条)
『たかみむすひ』は、高天原(聖書で言う天国)を仕切り、
天孫降臨を導く最高神としても書かれている。
また、今日の天皇陛下も、“月次祭”のとき、宮中の“八神殿”で
『たかみむすひ』をはじめ『宮中八神』にご加護の感謝を述べる儀式を
行うが、その“八神”に対する祈りに捧げられているのは、
『たかみむすひ』であって、『天照大神』ではない。
また、“むすひ”には「霊力を生じる」の意味はあり、
さらにヘブライ語で解釈すると、「霊(油)を注ぐ」という意味の
“ムシュハ”が語源とも。そして、古代イスラエルでは、
「油を注がれたもの」=「マシャハ(意味はメシヤ、救世主)」。
そして、神道家の間では、『高御産巣日神』は『天之御中主神』の
“御子”と理解されている。
以上をまとめると、『高御産巣日神』はキリスト教でいう「神の御子」に
相当する。さらに、「たかみむすひ」をヘブライ語にすると、
「タカン・マシャラ」となり、「メシヤなる仲介者」の意味を持つ。
③ 神産巣日神(かみむすひのかみ)
神道では、高天原に満ち、「地上の神々に息づく霊」として
理解されている。⇒キリスト教で言う「聖霊」。
「かみむすひ」をヘブライ語で解釈すると、
「カム・ムシャハ」となり、「霊を注ぐ始源者」の意味になる。
だから、神道が先か、旧約聖書が先か、というのは、ニワトリかタマゴかの
議論になるのだが、旧約聖書が書かれた時期は、古代シスラエル王国が南北に
分裂した後、南ユダの2支族が“バビロン捕囚”になったときに、
バビロニア国王の管理下で編纂されたものであるから、
縄文時代から続く日本の神道の歴史の方が、はるかに古いことは理解できると思う。
さらに、イスラエルの祖ヤコブは、もともとシュメールにいて、
その子孫たちが、エジプトからモーセに率いられて“カナン”に移住し、
古代シスラエル王国を建国した流れからみても、
旧約聖書(および、旧約聖書を基盤とするキリスト教もユダヤ教も)は、
シュメール王国(海を渡った縄文人含む)~エジプト~古代イスラエル王国~
バビロニア王国(捕囚)の影響を全て受けて(ごちゃ混ぜのように混ざりあって)
編纂された背景がうかがえる。
次回は、大和朝廷に切り込んでいく・・・
~ つづく ~